レースレポート


朝から曇り空の中でJRCC最終戦である第10戦が行われた。
予選では、田中選手と福田選手がほぼ同タイムを出したが、僅かな差で田中選手がT.Qを決める。
決勝では、田中選手がスタートを決めてトップを引っ張る。2位には福田選手、3位に古川選手が続く。このまま田中選手がリードを保ち、10分が経過。2回目のガスチャージの後に、アクシデントが襲い掛かる。トップを走る田中選手に福田選手が迫る中、団子状の周回遅れの車が5台ほど前に詰まる。その中に田中選手が掻き分ける様に突っ込むが、他車に絡まれてクラッシュ。この間に福田選手に先行されてしまう。
その後、田中選手はラップタイムを上げて、15分過ぎのガスチャージ後には、福田選手を再び追い抜きトップに返り咲く。
突如、福田選手の挙動がおかしくなるが、どうやらタイヤの磨耗が激しくグリップをすっかり失っていた。田中選手は快調にトップを走っていたが、突然ストレートエンドでエンジンストール、プラグのブローでリタイヤしてしまう。
ここまで来るとペースの落ちた福田選手も踏ん張る事が出来ず、3位に着けていた古川選手が難なくトップを奪う。そして30分のタイムアップ。終わって見れば、2位の福田選手を2周もラップする作戦勝ちで古川選手が優勝。今期2勝目を最終戦で決めた。