レースレポート
暑い夏の中で行われたJRCC第7戦。各クラス暑さでエンジンセッティングに苦しむ中、激しいタイム争いが展開された。予選では6日前にシェイクダウンを行ったと言うMRX−4を駆る田中選手がトップ、まだまだ納得のいくセットが施されない中での予選トップだった。決勝では田中、古川、小室選手と続き、ペースの落ちた高橋選手が早々とエンジントラブルでリタイア。1.8秒の差で田中選手はトップの座を維持。ところが、燃料給油が終了すると2位を走る古川選手がトップのすぐ後ろまで挽回。ピットワークは明らかに古川選手が俄然有利になった。トップの田中選手は徐々にペースを上げ古川選手を引き離しに掛かる。10分経過時には2.3秒差まで離すが、給油の度に一気に差が縮まりバトルになる。終盤までこの様な展開で差が広まっては縮まりの繰り返しで、楽に引き離せない状況になる。勝負は最終スティントへ縺れ込む。2位を走る古川選手がタイヤの磨耗でペースが上げられずタイムを出せない。トップの田中選手は2位との距離を見ながらクルージング走行に移る。そして30分のタイムアップとなり、田中選手が無限MRX−4のデビューレースをT.Q、優勝で決めた。