レースレポート
春の好天で桜が満開の中でJRCC第3戦が行われた。散った花がコース上に舞ってコンディションが良くない中、福田選手が予選トップを捕る。上位選手のタイムは非常にタイムが接近している為、決勝でのレース運びでどの様な展開になるのか楽しみなところだ。
決勝では、福田選手を先頭に古川、田中選手と続く。5分の給油直前にストレートに出ようとした先頭集団に、突然の風が吹き、挙動が乱れる。この時、古川選手がダウンフォースを失い高速コーナーでスピン。1回転して無事に復帰、順位には影響が無かった。10分の給油時に、福田選手のGUNに燃料が漏れており、時間をロスした。トップは古川選手、追うのは福田選手。古川選手はリアのボディーマウントにトラブルを抱えており、挙動が安定しない。激しく追い上げる福田選手にオーバーテイクを許してしまう。その後福田選手がレースをリードし終盤へ。ところが、古川選手がジワジワと追い上げ、25分過ぎにはテールツーノーズとなる一騎打ちとなった。福田選手はラインを安定させてミス無くレースを引っ張る。激しくプレッシャーを掛ける古川選手は、ファイナルラップで勝負に出た。ストレートエンドを過ぎると福田選手のインへ飛び込む。両者もつれるようにシケインを通過。ゴールラインを先に通過したのは古川選手。最後の最後で大逆転を決めた。30分の決勝は白熱の戦いだった。