レースレポート


真夏の天気の中JRCC第7戦がBOSSにて行われた。当日は全日本選手権の関東予選と日程が重なった為、参加人数が少ない中、少しでもチャンピオンシップポイントを獲得するように参加選手の意気込みは凄かった。予選では古川選手がミス無く走り自身初となるベストラップを獲得。2位にはガス欠でゴール前に失速してしまうアクシデントに泣いた田中選手が続く。
決勝では、古川、田中と両選手がトップグループを形成。トップを走る古川選手はミスをしないように正確なコントロールをし、2位を走る田中選手は慎重に隙を窺う。給油時に若干田中選手が遅れるが、徐々に差を詰めすぐに古川選手のテールに追い着く。20分の給油までお互いのペースを読む。時折、古川選手の細かいミスをする時に背後の田中選手が仕掛けるが、抜くまでには至らず、緊迫感が高まったままレースは後半に移る。長い異次元バトルに終止符を打ったのは25分を迎えた給油のタイミング。ヘアピンカーブに進入しようとした田中選手が突然のエンジンストール。プラグブローによるトラブルでトップ争いから脱落。古川選手は難なく給油を済ませトップをキープ。そのまま後続からのプレッシャーが無い独走で優勝を獲得。予選、決勝を完璧に制した。