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2008' JRCC シリーズ 第10戦

BOSS SPEED

Expert

Intermediate

Sportsmen

1/10 GP TouringCar

今年のJRCCのシリーズ戦もいよいよ最終戦となる第10戦が11月9日にBOSS SPEEDにて開催されました。
当日は朝からどんよりとした曇り空でしたが、レース開始時には降雨も無く普段通りにレースが始まりましたが、
前日の雨の影響で路面状況があまりよくない状態でしたが、JRCCでは毎回予選1Rのスタート前にはトータルで8分程度
の練習走行時間があるため1組目のレースがスタートする頃には徐々に路面状態も回復したようでした。

当日最初のレースとなったIMDクラスの予選ではやはり上位の選手は2R目に好タイムをマークする選手が多かったようでした。
そんな中TQを獲得したのは入口選手で、2番手にこのところ好調な森選手が続き、3番手に小学生ドライバー小林選手が入りました。
SPMクラスと混走となったBメイン決勝はスタート前に降った雨の影響で、路面グリップの悪い中スタートを迎え序盤のラップタイムも
25秒以上と全選手路面の様子を見ながらの展開となりましたが、レースも半分となる10分経過ごろには通常のラップタイムと変わりなく
なるほどに路面状況も回復してレース後半を迎えました。
普段のレースではこの時点ですでに各選手間の差も大きくなっていることがありますが、今回は上位5選手が同ラップでのバトルで、
天久選手、荒木選手がトップ争いをしていましたが、レースも残り1分となったところで両選手がトラブルで遅れだし、
変わってトップに立った馬場俊夫選手がトップでゴール、2位に市川選手、3位にベテラン横溝選手となりました。

続いて行われたAメイン決勝ではスタート時点では路面状態は良好で、通常通りのスタートとなりました。
スタートからトップに立ったのはTQスタートの入口選手、2位に小林選手と続き、序盤のレースがスタートしましたが、
すぐに小林選手がトラブルで遅れ、変わって2番手には森選手が付き、3番手には早くも馬場剛選手が上がってきてトップ争いに加わります。
その後剛選手が森選手をかわして2番手に浮上、入口選手とのテールツーノーズのトップ争いはレース中盤まで続きますが10分経過頃に
剛選手がトップへ立ち徐々に入口選手との差を広げていくようになりました。
レースが15分を経過した頃に再び雨が降り始め、徐々にラップタイムが低下してきた状況でレースを中断し、
その時点でレース成立として順位を決定し、馬場剛選手が優勝、2位に入口選手、3位に森選手という結果になりました。

EXPクラスでは予選TQを今年初参戦の田中選手が獲得、2・3番手にシリーズチャンプの懸かる古川選手、樋山選手となり
決勝の結果次第でシリーズチャンピオンが決定します。
決勝は路面状態がまだ十分でない状態でのスタートとなりましたが、TQスタートの田中選手は他の選手が18秒台後半で走行する中
17秒台でラップを重ね序盤で早くも2位以下に大きく差をつけてレースが進行していきます。
序盤で大きく遅れた古川選手は徐々に順位を回復していき、シリーズチャンプ争いをする樋山選手を早い時点でパスして
シリーズチャンプを決定付けるようさらに上位を狙って走行を続けます。
依然として田中選手が2位以下を大きくリードしていますが、序盤で1L遅れとなっていしまった小室選手がペースアップして
レース中盤には同一ラップまでに追い上げ、その後もハイペースで走行を続け終盤にはその差を6秒まで詰めますが、
トップ田中選手との差はそれ以上詰まることなく残り2分となったところでリタイアとなってしまい、
田中選手が優勝、2位に古川選手、3位に中澤選手となりました。

1/10エンジンツーリングカークラスは予選2回目の直前に雨が降り始めその後雨は上がったものの2組ある予選を同一条件で
行うには時間的に不可能と判断し、やむなくこのクラスは1回の予選で決勝の組み合わせを行うこととなりました。
その結果04年このクラスのチャンピオンを獲得した事の有る目桑選手が久々の参戦でTQをゲット、
2位にやはりJRCCには久しぶりの参戦となる伊藤選手が僅差で続き、3位に鈴木選手となりました。
Bメイン決勝では序盤當銘政人選手と平井選手でのトップ争いとなりましたが、中盤に政人選手がトラブルで後退してしまい、
変わってトップ平井選手と争うのは弟の當銘大生選手。
大生選手は後半平井選手を捕らえトップに立ちそのまま優勝し、2位には平井選手、3位に當銘政人選手となりました。
Bメインからナイター照明の下で行われていましたが、Aメインスタート時には完全にナイトレースとなり、
しかもスタート前には少し雨が降り始めた状況でのスタートとなりました。
全車きれいなスタートと思われましたが各所で混乱が有り、序盤トップに立ったのは3番手スタートの鈴木選手、2番手には安達選手、
3番手に小室選手と続きますが、上位の選手もラインを外すとグリップを失う路面に苦労しているようで、
TQ目桑選手は残念ながら序盤でのリタイアとなってしまいました。
レースが落ち着いた5分経過時の順位はトップに伊藤選手、2番手に安達選手、3番手に鈴木選手となっています。
その後上位での順位の入れ替わりは無くそのまま終盤に突入しますが15分を経過した頃に小康状態を保っていた雨が強くなってきたため
18分過ぎにレースを終了させることとなり、優勝は伊藤選手、2位に安達選手、3位に鈴木選手となりました。

今年は天候にたたられることが多かったJRCCを象徴するかのような天候となってしまいましたが、
何とか無事に最後までレースを消化することが出来ました。

JRCCでは毎年恒例となっている年間シリーズ戦の表彰式をかねた表彰・忘年レースを今年も12月14日にBOSS SPEEDにて開催いたします。
表彰対象者の方は勿論ですが、それ以外の方でもぜひご参加ください。

2008年のシリーズ戦も今回で最終戦となり残るは表彰レースのみとなりましたが、
JRCCでは来年も今年と同様に年間を通じたシリーズ戦を開催いたしますので、
来年も引き続きご参加いただけるようお願いいたします。